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2023年 めざせ個展 結果報告

カテゴリー: 2023-04-09更新

2023年3月22日〜4月2日の会期で開催していた「めざせ個展」の結果をご報告します。

「めざせ個展」は、個展を開催したいという作家さんたちにエントリーしてもらい、お客様に個展を見てみたいと思う作家さんを選んで投票していただき、最も得票数の多かった方が個展開催の権利を得られるという企画展です。

コロナの状況を踏まえて2021年・2022年とオンライン投票も実施してきましたが、今年は3年ぶりに会場投票のみに戻しての開催となりました。

また、今年は南青山のこの場所で開催する最後の「めざせ個展」ということもあり、会場協力いただいているギャラリー晴れのオーナーさんのご好意により、急遽、得票数2位の方はギャラリー晴れさんで個展を開催できることになりました。今年の秋には、グランプリ・準グランプリ・ナダール賞の3名の方の個展をご覧いただけます。

定員いっぱいの17名の方にエントリーいただいた今年のめざせ個展。会期を通して300名以上の方にご来場・投票いただきました。ご参加頂いた作家さん、投票頂いたみなさま、ありがとうございました。

投票の結果、グランプリ(得票数1位)は佐藤征ニさん、準グランプリ(得票数2位)はイワノモトミさん、ナダール賞は天尾聡見さん(得票数3位)に決定しました!

得票数1位・グランプリ / 佐藤征ニ「水面の表情」

めざせ個展2023グランプリ / 佐藤征ニ「水面の表情」

佐藤さんに伺ったところ、納得のいく作品(水面)を撮るのに、長ければ4時間も粘るそうです。作品にかけた時間というのは、やはり伝わるのだと思いました。シンプルな展示でしたが、確実に観る人を釘付けにしていました。(林)

得票数2位 ・準グランプリ / イワノモトミ「再生のとき」

作品の中の「希望の光」。タイトルの「再生のとき」。見た人は、それをゆっくりと、しっかりと感じたと思います。限られたスペースの中での、作品構成も良かったと思います。(林)

お二人の受賞コメント、他の出展作家さんたちの展示を終えての感想コメントはこちらの動画をご覧ください。

ナダール賞 / 天尾聡見「Dear my sons」

めざせ個展2023ナダール賞/天尾聡見「Dear my sons」

■選出理由(ナダール代表・林和美)

「子供・子育て」には、見る人それぞれのイメージ、感情があると思います。天尾さんにとっては、息子達と暮らす場所・時間、そのものが「子供・子育て」なのだと思います。そして、それが愛おしいことが伝わってくる展示でした。彼女の作品は、決して特別なものは写っていません。でも、観た人の誰もが、自分の「暮らし」の中で感じることが出来る、キラキラとした時間が、作品の中にあったのだと思います。

そんな時間を、林和美写真画廊での個展で、観に来て頂いたお客様とゆっくりと話してもらえると嬉しいなと思い「ナダール賞」に選ばせて頂きました。

■天尾聡見さんナダール賞受賞コメント

この度、素晴らしい作品たちの中から目に留めていただけたこと、とても嬉しく思います。林さん、早苗さん、ありがとうございました。投票してくれたみなさんも本当にありがとうございました。投票用紙も、いただいたメッセージも全て宝物になりました。

今回どうしても都合がつかず在廊できなかったのですが、秋のミニ個展の際は在廊する予定です。みなさんとお話しできるのを楽しみにしています。

 

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