ナダールtop > ギャラリー > 過去の展示 > 三人展

Gallery過去の展示

三人展

三人展

■出展者 
松本尚大・上続ことみ・増田紋佳

■会期 
2023年7月19日(水)~23日(日)
open 11:00 - close 19:00 *最終日は16:00まで

■会場 
Nadar 京都/大山崎
<一般展示室>
京都府乙訓郡大山崎町大山崎鏡田45-28
Googleマップ

展示について

ナダールで、3人組で写真展をしませんか。という宣伝をみかけて、3人でグループ展を開くことになりました。

今まで、私の写真作品を手伝ってくれていた、大阪芸術大学1回生の増田さん。
私のギャラリーに来てくれて、作品が素晴らしいと感じた同じ大学の大学院生の上継さん。
そして、Dear Gallery Naraというギャラリーを運営しながら写真作家として歩みだした大学OBの松本。

テーマは「play」まだまだ、写真を勉強していっている学生やOBが写真で織り成す遊びを、ぜひご高覧頂ければ幸いです。

主催:松本尚大

大阪芸術大学写真学科1回生のときの写真です。 このときにはフイルム教育をしており、フイルム100本撮影しなさいという課題が出たりしていました。 この時の自分は、自分に自信が無く、同期の子たちの凄い写真に ただただ驚いて、そして落ち込んでいた毎日でした。 けれども、この年になり作品を見返した時に 凄く素敵でキラキラしている写真が多く あの努力して頑張っていた日々は間違いではなかったなぁ と思いました。

今回の作品は、12年前の自分に もっと、自分に自信を持って良いんだよ 充分頑張ってたよと、自分を褒めてあげたい写真を セレクトしました。

■松本尚大

 私の意識で撮影された写真を人工知能(AI)が咀嚼すると、新たな視点を獲得することができる。今回の作品はそういった手法を使用した作品群になっている。

AIは人間の知能を学習しているため、「このイメージは視覚の平均値だ」と言うのは少し違うが、私がものを見てそれが何であるのかを判断したことが、果たして正しいと言えるのだろうか?"見る"という行為にはそういう疑いが常にあると思う。

 視覚とは眼でものを見る感覚の働きのことを示す。人間が受け取る情報のうち87%は視覚からの情報であり、受け取った情報を脳へと送ることでものを見ていると判断する。人間の眼は完璧にして最も複雑な器官であるが、人間の視覚は私たちが想像するより不確かで、多くのものを見ているようで実は何も見ていないのではないかと思う。

人間は眼という器官がありながらも結局は脳でものを見ていて、都合のいいようにしか見ていない。ならば、脳に頼らずに眼でものを見るとはどういうことなのか、本来の「見る」とは何かということについて考えている。

■上続ことみ

今年のGWに実家に帰省した際、古いコンパクトデジタルカメラを見つけた。 そのメモリーカードには過去の私が撮影した写真があった。

いつ撮ったのだろう、どんな気持ちで撮ったのだろうと考えているうちに過去の私と対話しているような感覚を覚えた。 今回は、あの頃の私が撮影した写真と現在の私が撮影した写真の対話を作品にした。

■増田紋佳

プロフィール

■松本尚大

1992年8月18日 奈良生まれ
2011年大阪芸術大学写真学科に入学
2015年大阪芸術大学大学院に進学。
2017年に大学院修士修了。
日本写真芸術学会 会員
アート団体BAC所属
https://www.bac-b-a-c.com/
Dear Gallery NARA Manager https://www.dear-gallery-nara.com/

【主な個展】
2014年 「tight」 GalleryPASTIS
2015年に京都グラフィーのサテライトイベントKG+にて
個展「Night a Dream」を開催
2016年 ひな人形写真展「FOCUS」とんだばやしきらめきファクトリー2017年「おちかた」体育館ギャラリー「大阪芸術大学」
2020年「はなび」Dear Gallery NARA
2023年「転がる石のように」Dear Gallery NARA

【主なグループ展】
大阪芸術大学写真学科選抜展「NEXT」ニコンサロン大阪
アジア大学生国際写真展 九州産業大学
「ブローニー写真展」 Kobe 819ギャラリー
写真展「NATURE」NADAR/OSAKA
はならぁと2015「カメラのマツモト」として出展

【受賞歴】
奈良県立ジュニア県展 知事賞
大阪芸術大学 卒業制作展 奨励賞
理化学研究所☓大阪芸術大学 作品展示プロジェクト 京2017藝術研究所 所長賞

■上続ことみ

2000年生まれ。和歌山県出身。
大阪芸術大学大学院修士課程芸術制作専攻デザイン(写真)領域2年。

「見ているけれど、実は見ていない」という現象に違和感と興味を抱いたことから、日常に溶け込んでいる見落とされがちなものの撮影を始める。現在は、人間の視野及び視覚の欠損(見落とし)について考え制作している。

■増田紋佳

2002年生まれ。福岡県出身。

大阪芸術大学写真学科1回生。

ビジネス科の専門学校を卒業後大学に進学。

観光地で記念写真を撮るカメラマンのアルバイトをしていた経験から、人(被写体)と私(撮影者)と写真を結ぶものを根底において作品制作をしている。

ギャラリーレンタルについて

pagetop