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アイカワラズ
■出展者
大窪美香、岡本智佳、小山直子、さかいまみ、佐藤和佳子、末松千夏、Midori Kanai、講師:熊谷直子
■会期
2017年1月11日(水)~1月22日(日)
open 12:00 - close 19:00 *最終日は16:00まで、月・火曜休廊
■会場
Nadar 東京/南青山
東京都港区南青山3-8-5 M385Bldg
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展示について
写真家・熊谷直子さんを講師としてお迎えした「女性のための写真表現講座」修了生有志の写真展です。この講座では、毎日必ず1枚以上写真を撮ることを課題としました。毎日、写真のことを考えること。シャッターを切り続けること。その取り組みを通して、参加者それぞれにとっての写真表現の本質を見つめようと試みました。「撮ることとは何か」「表現することとは何か」という彼女たちの問いはこの先も続いていくものですが、本展にてその可能性の一端をご覧いただければ幸いです。
■展覧会開催に寄せて/写真家 熊谷直子
『アイカワラズ』
毎日同じ時間見える眺め。毎日の朝ご飯。毎日通る同じ道。
そこにカメラを向けると、ある時から毎日同じだと思っていたことに少しずつ変化があることを知り、
またカメラを向ける。
そんなことをただひたすら5ヶ月間続けていたら、いつしか皆んな、
自分にしかない「相変わらず」な毎日の中に散りばめられた「愛、変わらず」な瞬間に気付いたようです。
そんな彼女たちの『アイカワラズ』を2017年のスタートに見にいらしてください。
プロフィール
大窪美香
2016年 カメラを持ち歩き始めた一年。
たくさん撮った一年。写真を撮ることが生活の一部になった一年。
私が見た景色、 感じたこと、 一緒に過ごした人、 全てを見て欲しいです。
岡本智佳
歪な形、奇妙な質感、通常では有り得ない姿。
近づいて凝視して、少し離れてぐるぐる回って。
私が覗いていたファインダーの世界を、シャッターを切るまでの時間を、
共有してもらえたら嬉しいです。
小山直子
2016年の大好きな人たちと景色の写真です。
大好きな人たちとの時間や散歩しながら出会った景色は
主に写ルンですで撮りました。
私の大好きな人たちに会いに来てくれたら嬉しいです。
さかいまみ
午前5時が起床の私にとって、その時間は夜の終わりの時間である。
冬は夜が明け切らず、夏は朝が始まっている。
同じ時間の変わらぬ行為に、季節ごと日々ごとに変わる夜明け。
朝が来ることを信じて疑わぬ眠りを、
私はいつまで変わらず続けることができるだろう。
いつまで「夜の終わり」を目にすることができるだろうか。
佐藤和佳子
晴れ、雨、くもり。
日々、景色がうつりかわっていく日常。
そんな日常を撮り続ける“アイカワラズ”な私。
卒業して、就職して、仕事して、結婚して。
生活の変化が多い日々。
でも写真を好きなことは“アイカワラズ”な私。
そんな私の“アイカワラズ”を表現したいと思います。
末松千夏
選ぶものもアイカワラズで
悩むのもアイカワラズで
好きなものもやっぱりアイカワラズで
でも今、
アイカワラズな毎日がアイカワラズじゃなくなって
果たして今回のアイカワラズは
いつものアイカワラズなのか
アイカワルなのか
アイカワラズ。
Midori Kanai
心象イメージ表現としての写真と、記録のような写真とを両方撮っています。
思い描いたイメージを言葉にするのも難しいのに、
探して形づくって光を当てて切り取ってみせるのはもっと難しい。
これはという表現を求めて、これからも撮り続けます。
熊谷直子プロフィール:
兵庫県尼崎市出身。20歳で渡仏しパリにて写真・芸術を学ぶ。
帰国後、藤田一浩氏に師事し、2003年よりフリーランスフォトグラファーとして活動を始める。
ファッション、ポートレート、風景など様々なジャンルで雑誌、広告、CDジャケットなどの撮影をするかたわら、個展などで自身の作品を発表している。最近では舞踏集団「大駱駝艦」やダンサー笠井瑞丈氏の作品へのチラシ・ポスターなどの撮影もしている。
■主な作品集
『anemone』(2008/Typhoon Books)
『月刊二階堂ふみ』(2014/朝日出版社)
■主な写真展
『anemone』(2008/GALLERY SPEAK FOR)
『トウキョーランデブー』(2011/GALLERY SPEAK FOR)
『ワルツを インスパイアードバイヒミズ』(2012/PUBLIC IMAGE 3D)
『プロローグ』(2015/Nadar)
- Website:http://kumagainaoko.com/
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