ナダールtop > ギャラリー > 過去の展示 > 「一人一枚展」

Gallery過去の展示

「一人一枚展」

「一人一枚展」

■出展者 
中田雄治、中村明子、遠山英介
井上真理子、島田峰夫、八木勝巳
難波智子、池田真由美、佐竹光雄

■会期 
2023年5月3日(水)~ 7日(日)
open 11:00 - close 18:00 *最終日は16:00まで。会期中休廊なし。

■会場 
Nadar 京都/大山崎
<一般展示室>
京都府乙訓郡大山崎町大山崎鏡田45-28
Googleマップ

展示について

京都芸術大学メンバー9人で「一人一枚展」を開催いたします。
テーマは、「emotion」emotionとは、感情, 情緒, 情感, 情, 想いを意味する言葉です。
作家、一人一人がそれぞれの作品に心揺さぶられる想いを表現しています。

■中田雄治(ナカタユウジ)

「勝山」

顔の印象は髪型でずいぶん変わります。
祇園祭の期間になると、舞妓さんは勝山という特別の髪型を結います。
祇園囃子が聴こえてくる京都の夏の風物詩の祇園祭。
祇園祭の期間ならではの髪結いの世界の伝統美。
お茶室の丸窓の光と浴衣姿の舞妓さん(柚子葉さん)の放つ光を心を込めて。

2022年7月23日 大船鉾のお茶室にて撮影

■Akiko Nakamura

暮らしの中に彩り放つ花模様

■遠山英介(トオヤマエイスケ)

「老いぬればさらなる別れ」

若い頃 死は、遠い世界と思っていました。
60歳をすぎた頃から 日常の延長に死を感じるようになりました。
そんな感情をイメージにしました。

■井上真理子(イノウエマリコ)

「Looking-Glasses」

鏡やガラスの反射や透過がつくりだす像に興味があり撮影を行なっている。
この作品は11枚の写真を統合することで、時間の流れを可視化している。
またセルフポートレートを撮影しているカメラが鑑賞者の方に向けられているようにもみえるため、鑑賞者があたかも撮影されているような不思議な気持ちなっていただけるのではないかと考えている。

■島田峰夫(シマダミネオ)

「まどろみ」

誕生日を忘れていた。
だいぶ遅刻したが、小さな花と冷やしたスパークリングワインだけ持って来た。
約束したので出かける筈はない。
なのでブザーは2回だけにしておいた。
昨夜は原稿締切だと言っていたので、疲れ果てているかもしれない。
渡されていた合鍵でそっと入る。
やはりそこにはまどろんでいる姿があった。
そのままにしていて欲しい。
自然な光のなかに、日常のごく自然な姿ほど美しいポーズは無い。

■八木勝巳(ヤギカツミ)

「いつも一緒に」

人はひとりではない。家族、遊び、仕事、勉学と多くの場面で人とのつながりを意識するものである。人に支えられることで初めて自立して先へ進めるのである。わが人生においても、勉強の中では、友達、仲間がいたことで人生を決めて生涯の基盤となる仕事を見つけ出すことができた。仕事でも多くの後輩の助けがあって定年まで迎えられた。今回の展示でも仲間の助けで作り上げられた。人は個では生きていけない。

■難波智子(ナンバサトコ)

「Dance」

不意に目の前に現れた、波打つように揺れる迫力のある葉たち。雨に濡れて激しく風に揺れる様は、
普段見ていたそれらの佇いとは違い、見る者の感情を揺さぶってくる。
そのものを見ていながら、何か違うことを想像させられるような瞬間に心を惹かれ、シャッターを切った。

■池田真由美(イケダマユミ)

「泡吹雪」  

川辺を歩いていると一羽の白鷺が狩りをすべく舞い降りてきた。
その姿は、凛として美しく、水辺の泡は、まるで吹雪のように
その美しい姿を際立たせていた。

■佐竹光雄(サタケミツオ)

「桜花(おうか)」

満開の桜の木の下で、わずかな木洩れ日
時折吹く、優しい春の風
そんな桜の中で、舞い散る桜吹雪
時間と同じく、花ビラは戻ることはない。
その佇まいはまるで桜花のよう

ギャラリーレンタルについて

pagetop