伊澤直久写真展「DISTANCE」が、始まります。

カテゴリー：写真展 2017-10-03更新

ナダールでは、１０月４日（水）より、伊澤直久写真展「DISTANCE」が、始まります。
搬入を終えた、伊澤さんに今回の個展や写真の事についてインタビューしました。

＿＿　搬入を終えていかがですか？

数ヶ月前から徐々に準備していましたが、実際こうしてギャラリーに展示された作品を眺めると、それまでの期間が本当にあっという間だったんだなあと思うと同時に、これから始まるんだと！いう実感が湧いてきますね。

＿＿　プレスリリースの文章の中に、「自分とその世界との距離を測る」というのがありますが、距離を測るということについて、もう少し具体的に教えて頂けますか？

僕はカメラを物差しのようなものだとも思っています。人間は自分以外の人やものと初めてコミュニケーションをとる時、自分の一番居心地いい距離感を無意識で取っている生き物だと思うんです。それは物理的な距離でもあるし精神的な距離でもある。その長さは実際何メートルなんて測れません。ですがカメラを通し撮影した写真には、自分が被写体に対してどれだけ距離があるのか、視覚的に感じとる事が出来きます。
今回展示しているのは、海外で初めて出会ったものに感じた(距離感)を意識して撮影した作品です。
距離の取り方は人それぞれ、カメラもレンズも違えば被写体が同じでも全く違う作品が出来上がるのがカメラの面白いところですよね。