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【スタッフコラム】ナナメな写真 〜表現のこと〜
カテゴリー:スタッフコラム<サポートスタッフ・田中いづみ> 2018-12-26更新
こんにちは。サポートスタッフの田中です。
今年も残り数日となりましたね。2018年、どんな年だったかな〜なんて考える余裕もなく、バタバタとした年末を過ごしています。
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さてさて、今日のテーマは「表現」について。
ん〜、なんだか年末だってのに重苦しいテーマ〜〜。
でもね、改めてこのことについて考えてみて、ちょっとすっきりしたのでここで書いておきたいなと思ったんです。
私が写真をはじめたのは大学生の時で、ポラロイドSX-70のそのフォルムに憧れて、それを機にフィルムカメラにどハマりしました。
最初はフィルムならではの味わいとか、シャッターを押す感触とか、単純にそうゆうことがいいなと思って続けていたんですね。
なのですが、人が撮る写真をみたり、写真を撮る人と交流したりしているうちに、「何か」を撮らなきゃいけないんじゃないかって思うようになってしまったんです。
その「何か」を探して、自分なりの色をつけてみるようにしたり、テーマを持って撮ってみるようにしたり、いろいろ自分の中で試したのですが「何か」は見つからず・・・。
人の写真をみても、「何か」を感じとらなきゃ!ってなぜか力んでしまう。
よく耳にする「表現」ってなんなのだろうって思うようになりました。
その答えはがずっと見つからなくて、いつも少しもやもやする。
でも写真が好きという気持ちは変わらなくて今も続けている。
「表現」って結局なんなの?
そんな疑問を、この道で生きている林さんと早苗さんに先日打ち明けました。
田中「表現ってなんなんですか?私わからないんです・・・!!」
林「ん〜そうだね。例えばさ、ここにあるミカンだって、見る人によって捉え方が違うよね。その時感じてることとか環境によってさ。つまり、受け取るものは人それぞれ。伝えたい事だけを考えて表現してるわけじゃないかな。」
早苗「もっと単純なことなんじゃないかな。『ねぇねぇ、見て。これいいよね、素敵だよね』って話したい、見せたいって、それでいい気がするけどな〜。」
なるほど。
あ〜、私ただの頭でっかちだったんだ。
「なんかいいな」
そうだよ、自分がそう思ったものやその時の空気を撮ればいいじゃないって。
何かを伝えようなんておこがましい事を考えるのはやめて、「いいな」「素敵だな」「好き!」という直感を大切にしよう。
そんなことをたこ焼きを前にして思い、年の瀬になんだか少しすっきりしたのでした。(これはナダールスタッフのタコパ忘年会での話。)
来年は、今まで以上に写真を楽しめそうな気がします。