斎藤綾写真展「間色」始まりました。

カテゴリー：写真展 2020-09-30更新

本日より、斎藤綾写真展「間色」が始まりました。

大阪在住の作家、斎藤綾さんの初個展。展示は「カノン」「時の水面」「A Garden」の3つの作品群で構成されており、展示空間は　写真家・育緒さんのプロデュースによって仕上げられました。

斎藤さんは、自分が作品にしているものは「特別な名前がつけられないような場面」だとおっしゃいます。日常の何気ない光景は、当たり前過ぎてそうと気づかないうちに、流れ去って行ってしまうものです。そうした日常の景色の中に、彩り豊かで愛おしい瞬間を見出す斎藤さんの作品は、静かで掴み所がないようでありながら、愛情深い温かさも伝わってきます。そして、どこか胸をキュッと掴まれるような切ない感じがするのは、この作品が、見る人の中にある記憶の一部とリンクしていくような接点を持っているからかもしれません。

会場では、この展示にあわせて制作された作品集『間色』も販売（予約受付）しているほか、作品群のうち「カノン」の12点は、それぞれ額装付きでの作品販売も行っています。

会期は10月4日（日）までの5日間。最終日には、作家の斎藤綾さんも在廊予定です。ぜひご覧にいらしてください。

本展をプロデュースする写真家・育緒さんからのメッセージ