ナダールtop > ブログ > 【スタッフコラム】一本の線をひく 第七話
Blogブログ
【スタッフコラム】一本の線をひく 第七話
カテゴリー:スタッフ<オーナー・林和美> 2020-09-23更新
人生とは、白い紙に一本の線をひく様なものだと思い始めた今日この頃。
今日もカメラとペンとノートを持ってふらふらと。
誕生日
2020年6月22日。
自分の誕生日に、実家の母に電話をかけてみた。
朝の8時、キッチンでは洗い物の音。
我が子たちは、テレビを見ながら大きな声で、はしゃいでいる。
母はもう高齢だし、私の誕生日なんて忘れているか、覚えていても気にしていないだろう。
だいたい、実家では、誕生日会というのをした記憶がほとんどない。
電話の呼び出し音が、2回、3回、
そして、繋がる音がして、
私が、お母さん、と言う前に、
「おめでとう」
優しい母の声。
ちゃんと覚えてくれていた。
「産んでくれてありがとう」と言って、感動させてやろうとしたのに、
逆に、感動させられてしまった。。
52歳、幾つになっても、あなたの子供です。