K.Homma写真展「明日へのおもざし」始まりました。

カテゴリー：写真展＜店長・早苗久美子＞ 2020-11-11更新

ナダールでは本日より、K.Homma写真展「明日へのおもざし ～就活生１００人×一度きりのシャッターで」が始まりました。

2014年から2019年までに撮影された就活生100人のポートレートです。将来と真剣に向き合う表情を撮りたいと思った作者は、街行く就活生に声を掛けてフィルムカメラで写真を1枚撮らせてもらうというプロジェクトをスタートさせました。撮影の交渉をする際には、2つの撮影条件を説明したそうです。

・シャッターは1度だけ。
・WEBには絶対に載せない。（ただし写真展で展示に使用することもあわせて説明）

実際に撮影をOKしてくれるのは、2、30人に1人くらいだったそうです。その時のことを「自らの人間力が試されているようだった」と、K.Hommaさんは振り返ります。そうやって地道にリアルなコミュニケーションを図りながら取り組み続けて撮影された100人のポートレート。撮影条件でWEB掲載しない旨をお約束している作品ですので、展示でしかご覧いただくことのできない作品でもあります。

この展示は、本来であれば、今年4月1日より開催する予定だったものです。緊急事態宣言による休廊対応により延期を余儀なくされ、この会期での開催となりました。

コロナを経て、就職活動の形も変化しています。人々の顔がマスクに覆われ「おもざし」が見えなくなってきている現状と相まって、この作品も新たな意義が生まれたように思います。ぜひギャラリーにて作品に接していただければ嬉しいです。

土日は作家さんも在廊される予定です。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

※会場内の写真撮影はご遠慮ください。作品趣旨をご理解いただき、ご協力よろしくお願いします。