佐藤征二写真展「水影（みずかげ）」

■出展者　
佐藤征二

■会期　
2023年11月8日（水）～11月19日（日）
open 12:00 - close 19:00 *月曜・火曜休廊、最終日は16:00まで

■会場　
Nadar 東京/南青山
東京都港区南青山3-8-5 M385Bldg
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展示について

本展は、2023年3月にナダールにて開催した準企画展「めざせ個展」にて、個展を目指す参加者17名の中から、来場者投票による得票数1位となった佐藤征二さんが、グランプリ特典として2週間の個展開催権を獲得し開催されるものです。

●作品について（作者より）

水影（みずかげ）とは、万葉集にも言葉が出てきますが、水面に映っているものを表します。よく水鏡とも呼ばれますが、本当の鏡のような真反面の鏡像とは違って、水は全ては柔らかく映し出してくれます。ゆらゆら揺れて、影ぼうしのように、私たちに優しく返してくれます。その場の風や小さな営みで水面は僅かに揺らぎ、そして光の当たり方により、返し方は一様ではありません。そして時には、見る者の心の底を映すこともあるような気がします。

私は主に風景写真を撮っていますが、いつしか実際の風景よりも水影に魅力を感じていくようになりました。水影、それは日の光を育むことで鮮やかな色を持ち、まるで印象派の絵画のような揺らぎと色彩を表現することにつながりました。一瞬の揺らぎと光で照らされた影、そしてその時に感じた心の中。これらを写真で表現して作品にまとめました。

めざせ個展では、「水面の表情」という題名で、皆様から沢山の応援を頂きました。厚く御礼申し上げると共に「水影」として個展を開催いたします。よろしくお願いいたします。

■展示形態：フルカラーデジタル写真18枚点（予定）

【準グランプリ受賞作品展／ギャラリー晴れにて開催】

「めざせ個展」でお客様の投票による得票数2位となったイワノモトミさんによる準グランプリ受賞作品展を、ナダールのお隣のギャラリー晴れさんにて開催します。

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イワノモトミ写真展「紡いでいく」

会期：2023年11月10日（金）〜12日（日）12時〜19時 ※最終日は18時まで
会場：ギャラリー晴れ（ナダールと同じ建物内11号室）

■コンセプト・解説（作者より）
3.11の故郷の大地震、家族や親しい人の死。乳癌罹患からの治療、コロナ禍。この12年で私の死生観は大きく変わりました。この死生観の変化が、私が写真を撮る意味を大きく変えたように思えます。

全ては移ろいゆくもの。とはいえ、生きていく。

写真群は、2020年頃から撮りだめた、日常にころがる「風景」や「動植物」になります。儚くとも、生きる力を感じる瞬間を紡ぎました。

この世のすべては、儚い夢のようなもので、「生生流転」。移ろいゆくものの中に、静かな希望や安堵を感じていただければ幸いです。

・生生流転 〘名〙： 万物がたえず生まれては変化していくこと。次々に別の状態に移り変わって、いつまでも変化しつづけること。 （精選版 日本国語大辞典 より）

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【会場協力：ギャラリー晴れ】
https://gallery-hare.com/?p=1006

【ナダール賞受賞作品展／林和美写真画廊にて開催】

「めざせ個展」参加作品の中から得票数に関わらずナダールが選出するナダール賞。今年の受賞者は天尾聡見さんです。天尾さんのナダール賞受賞作品展「葉脈」を林和美写真画廊にて開催します。

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天尾聡見写真展「葉脈」

会期：2023年11月10日（金）〜12日（日）12時〜19時 ※最終日は18時まで
会場：林和美写真画廊（ナダールと同じ建物内15号室）

■コンセプト・解説（作者より）
長男が歩くようになった頃、彼はよく空を見上げ飛行機を見つけて指を差していた。私はその横で、思ったよりも飛行機が飛んでいることに驚いた。
地面を見れば、お弁当から落ちた米粒をアリがせっせと運んでいるし、蝶の羽は想像していたものよりずっとずっと柔らかかった。
見て、聞いて、触って、嗅いで、私たちの周りは不思議や驚きで溢れている。
わけもなく込み上げてくるワクワクした感覚は、幼少期に感じたそれだった。
彼らは私が知った気になっていた全ての事象に、もう一度名前をつけてくれる。

これは小さき人たちと過ごした日々の写真です。

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https://kazumi-h.net/news/231110/

展示風景