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Gallery写真展

林博昭写真展「Half & Half -インド狭軌鉄道と熱気球-」

林博昭写真展「Half & Half -インド狭軌鉄道と熱気球-」

■出展者 
林博昭

■会期 
2026年8月26日(水)〜 30日(日)
open 11:00 - close 18:00 *最終日は16:00まで

■会場 
Nadar 東京/世田谷
東京都世田谷区世田谷1-41-2 スカイコート第3 108
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展示について

鉄道と熱気球。
作者である林博昭氏が撮影してきた二つのテーマの作品を同時にご覧いただきます。


以下は作者による作品紹介です。

■インドの狭軌鉄道

 今年の2月にインド北部の狭軌鉄道の撮影に行ってきた。インドの狭軌鉄道と言えば、ダージリン・ヒマラヤ鉄道に代表され、若い頃から「けむりプロ」の杉・下島両氏が捉えたダージリン・ヒマラヤ鉄道の数々の写真と紀行文によって憧れ続けていた鉄道であった。また、1984年6月号のナショナル。ジオグラフィック誌に掲載されたBy rail across the Indian subcontinent(鉄道によるインド亜大陸横断)という記事に掲載されたSteven Macurry氏による数々の写真はインドの鉄道およびインド山岳鉄道の魅力を大きくさせてくれた。そして2023年6月に銀座のCO-COで開かれた米屋こうじ氏による写真展India Railは、私のインド行きを強く後押ししたのだった。

 撮影の中心はユネスコの世界遺産に登録され得ている山岳鉄道のダージリン・ヒマラヤ鉄道、カルカ-シムラ鉄道、そしてヒマラヤ山系の一つであるダウラダール山脈を背景に走る風光明媚なカングラ渓谷鉄道であった。3鉄道とも運行中の路線は全線乗車かつ撮り鉄もと欲張ったが、カングラ渓谷鉄道だけは日程の都合上、撮り鉄は叶わず乗り鉄に終始することになった。

 インドの人口は既に中国を抜いて世界一(2026年時点で14億7900万人)となっており、経済発展も著しく名目GDPも世界第5位で日本に迫っています。したがって鉄道風景も前述の書籍に登場した風景ではないことは十二分に予想されましたが、訪問した狭軌鉄道には世界遺産としての保存ということもあり、一部にその面影が残っていたように思われます。

■熱気球による大空の散歩

 ギャラリー・ナダールはそれほど大きいギャラリーではありません。その中で二つのテーマを持ち込むことは私自身かなり逡巡したのですが、どうしても熱気球を取り上げたかったのには理由があります。

 ギャラリー・ナダールはフランスの写真家フェリクッス・ナダール(本名:ガスパール=フェリックス・トゥールナション )に由来し、彼のポートレート写真には政治家のジョルジュ・クレマンソー、画家のマネ、ドラクロア、クールベ、ミレー、女流作家で作曲家のショパンと同棲していたといわれるジョルジュ・サンド、音楽家ではピアニストのフランツ・リスト、探検家のアーネスト・シャックルトンなど錚々たる人々がおり、その作品は彼ら彼女の代表的ポートレート写真として今なお使われています。そしてナダールは彼のスタジオを当時のフランス官展に認められない作家グループに貸し出し、そのグループはやがて印象派として知られることとなります。それだけではありません。ナダールは世界で初めて気球から写真を撮った人物でもありました。

 1983年から熱気球による飛行と写真撮影を楽しんでいた私としてはナダールに出入りするようになり、「いつか気球の写真展をするならギャラリー・ナダールに限る」と秘かに思い描いていました。しかし、突然の閉店の知らせ。個展の空き日を探していただきましたが今回の5日間だけということで、鉄道と気球を分けることが叶いませんでした。

 写真は初フライトにもなったカナダ、グランドプレーリーにおける1983年7月のカナダ選手権へのゲスト参加、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ、小千谷風船一揆、渡良瀬遊水地など地域ごとに分けて展示しています。熱気球も航空機の一つでありますので耐用年数があり、ここ写真に登場する機体はもう飛んでいないと思います。それだけに懐かしく思う人もいるかもしれません。

プロフィール

林 博昭

1950年、長野県生まれ。
中学2年の頃から父親のコニカIIIaで鉄道写真の撮影を始める。
本格的な鉄道写真撮影は高校1年時に篠ノ井線の姨捨への撮影行が最初。D51重連の勇姿に感動、以後、SL撮影に傾倒する。
SLなき1983年から鉄道写真から遠ざかり、熱気球の写真を撮影する。
海外赴任時のアパートが駅近くで再び鉄道写真に復帰、デジタル写真もこの時から。
2020年にナダールの公募展「私たちの2020年」参加が初展示、今年の6月に成田羽前駅駅舎にて個展-車輌のない山形鉄道風景-「おしょうしな」を開催。

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