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【スタッフコラム】お正月にはじめてやってみたこと
カテゴリー:スタッフコラム<店長・早苗久美子> 2019-01-24更新
ついこの間「あけましておめでとう」と言っていたばかりなのに、あれよあれよという間に1ヶ月が経ってしまおうとしている現実に、早くも白目気味の店長サナエです。
お正月にはじめてやってみたこと
2018年から2019年にかけての年末年始、私は実家に帰ってのんびり過ごしました。実家で「嫁にもいかず呑気にやっている娘」として過ごすのが、私の“いつものお正月”です。
でも、今年は1つだけ、いつもと違うことをしました。
それは、家族を撮ったことです。
実は、私は今まできちんと家族を撮ろうと思ったことがありませんでした。家族だけではなく、どちらかというと人を撮ること自体を避けてきたように思います。
明確な理由がある訳ではありませんでしたが、人と向き合うこと、人と関わっていくことに、どこか自信がなかったのかもしれません。そういう自分の弱さが写真に写ってしまうのではないかと恐れていたのかもしれません。
でも、昨年あたりから、“人と人が関わりあって生きていくこと”について考えることが多くなり、自然と人を撮ってみたいと思うようになってきました。
そして、ふと気がついたのです。自分の家族を撮っていないということの怖さに。
写真を撮り、写真に関わる仕事をして生きている自分が、もしこのまま家族を撮ることなくその機会を失う日をいつか迎えてしまったら、私はきっと心底から後悔するのではないか、と。
そんな訳で、私はこのお正月に、父と母と兄を撮りました。
ハッセルにモノクロフィルムを詰め、いざ撮影しようと家族にレンズを向けてみたものの、気恥ずかしさもあって、「ほら!じゃぁ、撮るよ!」なんて感じで、慌ててシャッターを切ってしまいました。
曲がりなりにも写真をやっている者とは思えない浮き足立った撮影ではありましたが、これが私の「家族を撮る」ことの、はじめの一歩。
踏み出せただけでも、まずは良しとしておきます。