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モノクロ体験教室 4回目

カテゴリー: 2012-12-07更新

モノクロ体験教室4回目。今日は「覆い焼き」と「焼き込み」です。
どちらも部分的に露光時間を変えることでプリントの一部分を濃くしたり薄くしたりする技法です。より一層自分の思い描いたイメージに近い写真を作ることが出来るようになります。

丸や四角に切った厚紙に針金などの持ち手を付けたもので一部分を隠して露光するのが「覆い焼き」で、穴をあけた厚紙などを通して一部分だけ露光時間を長くするのが「焼き込み」です。

覆い焼きと焼き込みのツール。

モノクロ体験教室 4回目

例えば「覆い焼き」は、人物の顔やメインとなる被写体を背景から浮かび上がらせたい時に使うと効果的ですし、「焼き込み」は普通にプリントすると明るく飛んでしまう空の部分だけ露光時間を長くして雲など空の表情を引き出す時に使ったりします。

印画紙に露光している間に手や物をかざすのは、初めてやる時はちょっとドキドキします。かざした物を動かさずにいると、その部分だけ形がくっきりと残ってしまい不自然になるので、ゆっくりと小刻みに動かしながらやるのですが、その微妙な動かし加減が慣れるまで意外と難しかったりします。

生徒さんの作例

モノクロ体験教室 4回目

一番手前がストレートにプリントしたもの。真ん中は手で花の部分を覆って背景を少し濃くプリントしたもの。一番奥は覆った形が若干強めに出てやや不自然な感じになっているかもしれません。こうして自分で色々とやってみながら、表現したいイメージに近づけていきます。このように手を掛けて作った作品は、厳密に全く同じプリントをつくることは難しく、ある意味世界に1枚だけのプリントと言えるかもしれません。

そうそう、昨日は覆い焼きの練習も兼ねて「第1回 グラデーション選手権」をやってみました!5秒の露光時間の間に厚紙をかざして綺麗なグラデーションを作ってみようという、完全な思いつき企画です、、。

モノクロ体験教室 4回目

で、栄えある第1回優勝は受講生の浅野さん!(左から2番目が浅野さんのグラデーションです。)
優勝商品は、期限切れモノクロフィルム1本です。パチパチパチパチ。

モノクロ体験教室 4回目

次回はいよいよこの講座の最終回で「スポッティング」と「額装」です。プリントして額にセットするまで、作品を自分の力で仕上げていきます。どんな作品が出来上がるか、今からとても楽しみです。