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ナダールのこと その1
カテゴリー:スタッフコラムスタッフ<オーナー・林和美> 2022-02-25更新
人と繋がれること
ナダールは2000年に大阪は南船場、大阪農林会館という古いビルの地下で、オープンしました。
実は私、それまで、ギャラリーなんて行ったこともなし、展覧会だって写真学校の課題でしか行ったことなんてなかったんです。
でも、じゃあなぜ8年も勤めた会社を辞めて、ギャラリーなんて始めようと思ったのかと言うとー。
それは会社員時代のこと。
関西人ならみんな知ってる阪急ナビオの三角の先っぽ。
その路上で、友達と二人、作品を並べて、通りいく人に見てもらってました。
そして、気に入ってもらった作品があれば、無料で持っていっていいよって。
見てくれる人は、この写真がいいねとか、この写真の場所知ってるよとか、サインしてよとか、無料だと言ってもお金を払ってくれる人や、帰ったかと思ったらジュースを差し入れにわざわざ戻ってきてくれる人もいました。
とにかく、自分の写真を真ん中に、人と繋がれることが、何より嬉しくて楽しかった。
もっと写真集とか見て勉強しなさい
学生時代、先生に作品を見せても、言われることは決まってました。
弱い、何がやりたいかわかんらない、明確なテーマを考えて、もっと写真集とか見て勉強しなさい。
既に世に出ているアーティストや、聞いたこともない海外アーティストのことを言われるばかり。
それならと、コンテストに応募しても、入賞するわけでもない。
なんの反応もなく、落選と今後を期待する旨のコピー用紙と作品が返ってくるだけ。
自分の作品なんて、何にもならないだなぁ。。
安心して写真を見せらる場所
だんだんと慣れてきた路上。
「そろそろ警備員来るよ」と教えてくれるのは、となりのライブパフォーマンスの男の人。
最初のうちは、それもドキドキでして面白いんだけど、路上じゃなく安心して写真を見せらる場所があるといいなと、ぼんやりと思い始めました。
ー続く。
(おまけ)
ナダールはギャラリーなんだけど、ある意味、路上の延長だと思います。
見ることはもちろん、ちょっとした勇気で誰もが写真を見せることが出来ます。
さぁ!あなたも、あなたの写真、あなたの気持ちを真ん中に、写真の話をしませんか?
只今参加者募集中の写真展
https://g-nadar.net/gallery/ex_entry/