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写真ってええやん。　その４　「カメラ」

「いやー、またカメラ買っちゃったよ～。」
反省してるような、してないような。いや、してないな。顔、笑てるもんな。

あなたにとって、カメラとは？

この答えは人それぞれ、千差万別やろな。

実は、カメラなんて、なんでもええ思てた。写真が撮れたらええやんと。高級なカメラやから、ええ写真が撮れるなんてこと、あるはずがない、と。

現に、私が写真集「ゆびさき」を撮影したカメラは、ニコンのエントリー機、Nikon F60 に、AF 35-70mm F3.3-4.5やった。

カメラのことをしっかり考えるようになったのは、カメラマンとして仕事をもらうようになってからや。カメラを含む機材は、クライアントが求める写真を確実に撮るためのものや。失敗は許されへん。次に仕事もらわれへんようになるからな。

では、作品を撮る場合は、どうやろ？クライアントは自分自身や。自分が思い描く作品を撮るために、カメラを選ぶ。

作品に行き詰まって、先生や先輩に相談すると、必ず一度は「カメラを変えてごらん。」と言われる。カメラを変えると被写体に対峙した感じが変わることがあるからや。まぁ、気持ちの問題や。でも、気持ちが大事やもんな。

そやけど、忘れたらあかんことがある。機材は道具や。道具は大切や。とは言え、道具は道具や。目的のために使うものや言うことを忘れたらあかん。

あの有名なマハトマ・ガンジー先生が言うには、「目的を見つけよう。手段は後からついて来る。」
つまりや、「撮りたい写真をみつけよう、カメラは後からついてくる。」である。目的のない、カメラ選びなんかないちゅうことや。

でも、でも、でもや、たいして目的もなく、やっぱりいろんなカメラが欲しい。。。カメラを愛でるっちゅう目的があってもええやんな？

じつは、最近インスタントカメラにハマってます。そこで、チェキポラ部なるものを作ってみました。一緒に写真散歩したり、チェキやポラロイドの情報交換したり出来たらいいなと思っています。入会金、年会費無料。年一の展示に参加して貰えると、泣いて喜びます。