ナダールtop > ブログ > 2020年めざせ個展 結果報告

Blogブログ

2020年めざせ個展 結果報告

カテゴリー: 2020-03-26更新

2020年3月11日〜22日の会期で開催していた「めざせ個展」の結果をご報告します。

「めざせ個展」は、個展をやってみたいという作家さんたちがエントリーし、展示をしました。会期中、ご来場いただいたお客様に、個展を見てみたいと思う作家さんを選んで登場していただき、最も得票数の多かった方が個展開催の権利を得られるという企画です。

今年は17名の方がエントリー。作家さんの年代や写真歴、作品のジャンルなども多岐にわたる展示となりました。誰に投票しようか悩まれる方も多く、皆さん真剣に選んでくださっていたのが印象的な2週間となりましたが、投票の結果、今年のグランプリは日菜乃さんに決定しました。

1位・グランプリ / 日菜乃さん「青春と気付かないまま」

めざせ個展2020_グランプリ_日菜乃様

現在大学4年生で、この春から社会人となる日菜乃さん。作品からも伝わってくるその若さと情熱に元気をもらった方も多かったようです。日菜乃さん、グランプリ受賞おめでとうございます。この秋(2020年11月を予定)に、ナダールにて2週間の個展を開催していただきます。今回展示されていた作品をベースに、ここからどのような個展となるのか、楽しみです。

第2位 / 杉浦圭吾さん「記憶の淵にとどめ置くということ」

めざせ個展2020_第2位_杉浦圭吾様

得票数第2位は、杉浦圭吾さんです。写真を撮ることと、記憶に留めておくこと。目の前の光景と対話するように写し留められた静かなモノクロ作品が、多くの方の心を掴みました。

第3位 / tomohanさん「moist」

めざせ個展2020_第3位_tomohan

第3位は、tomohanさん。横長のフォーマットで美しく切り取られた波打ち際の景色。寄せては返す波と、その波打ち際に集う人々(鳥さんも)を、ただただ見つめているかのような視線の心地よさのある作品です。展示方法が作品の世界観とよく合っていることも、お客様に好評いただいていました。

★ 得票数上位3名の皆さんの受賞コメント ★

ナダール賞 / Misuzu Shibuyaさん「Anna」

めざせ個展_Shibuya様

また、投票による得票数を考慮せずにナダールが選ぶ「ナダール賞」の受賞者は、Misuzu Shibuyaさんに決定しました。独自の世界観と、クオリティの高さが目を引きました。これを個展で見せるとなった時、どのような空間に仕上がるのか、そんな期待を込めての選出です。Misuzu Shibuyaさんにも、この秋(2020年10月〜11月頃を予定)に、ナダールにて5日間の個展を開催していただきます。

「めざせ個展」を終えて

今年のめざせ個展も、本当に見応えのある作品が揃いました。会期を通して400人以上の方に投票いただきましたが、上位3名の得票数の差は本当に僅かでした。誰がグランプリを獲得しても不思議ではなかったですし、個展を見てみたいと思う作品がいくつもありました。

出展された皆さんが、それぞれグランプリを目指して真摯に取り組んでおられたことを、私は知っています。こうして結果が出てしまうと、個展開催できるのは17名中たった2名なのですが、惜しくも個展開催の権利を獲得できなかった皆さんにとっても、この経験が次のステップに向けての糧となって欲しいと願っています。個展を目指して作品と向き合うこと。作品を見せること・伝えることについて考えること。作品が実際にどのように捉えられたのかを体感すること。同じように作品を志している仲間の姿勢に触れること。全て含めて、それが「めざせ個展」です。ナダールは、これからも皆さんを応援します。

最後に、出展者の皆さんの「めざせ個展」を終えての感想コメントをご紹介します。

出展してくださった皆さま、足を運んで投票してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

pagetop