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【展示レポート】ポートレート写真展「一期一会」(2020年7月8日〜19日 開催)
カテゴリー:写真展<店長・早苗久美子> 2020-07-23更新
7月8日(水)〜19日(日)に開催したポートレート写真展「一期一会」、先週末に無事に終了いたしました。
この展示は、当初4月29日より開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によりギャラリーも休業となってしまった為に、開催を延期していたものです。まずは無事に開催できてホッとしています。
ということで、会場の様子を簡単にご紹介します。
ギャラリー入ってすぐの壁には、一人1点の参加枠でお申し込みいただいた5名方の作品が並びました。
1点でも、ポートレート作品としての力強さを感じるものばかりです。
そして、入り口側の一番奥の壁には、今回の展示のゲスト作家である写真家・船寄剛さんの作品2点を展示していました。
撮影時期は何年も前とのことですが、具体的な時間や時代に左右されない瑞々しさが伝わってくるような、そんな作品です。
ギャラリー奥の壁面は、お一人当たり1m幅のスペースに自由に作品をレイアウトしていただく出展方式でご参加くださった10名の作品が一堂に会しました。
それぞれ、被写体との関係は様々。お友達、モデルさん、家族・・・。その人との初めての撮影だったという方もいれば、何年にも渡って同じ人を撮り続けている方も。そのことからも、人を撮ることの奥深さを感じます。
人を撮るというのは、それぞれ別々の人間である撮影者と被写体が、写真を通してダイレクトに向き合う行為です。それは、覚悟が必要だったり、思いがけず自分の内面とも向き合うことになったり、ある意味では面倒臭いことだと言えるかもしれません。それでも、人を撮ることやその作品に魅力を感じるのは、そういう関わり合いの中にしか見出せないものが確かにあるからなのではないか。そんなことを感じた展示でした。
展示に参加してくださった皆さま、ゲスト作家の船寄剛さん、そしてご来場くださいました皆さま、ありがとうございました。