松下とも子写真展「レクイエム」始まりました。

カテゴリー：写真展＜店長・早苗久美子＞ 2021-07-14更新

ナダールでは本日より、松下とも子写真展「レクイエム」が始まりました。

義姉の急逝、愛猫の死、姪の誕生…。本展の作品は、松下さん自身が2020年に立て続けに経験したいくつかの生と死について、写真家としての眼差しで見つめ続けた、その記録です。

2020年は、新型コロナウィルスという新しい感染症の流行によって、多くの人が「生きること」について自然と意識した1年だったのではないでしょうか。日々、死者何人という数字に接する中で、死を全体感のある漠然とした一塊の何かのように感じてしまうこともあったかもしれません。

けれど、コロナがあろうがなかろうが、本来、生と死は常に存在していて、ひとつひとつの命の始まりと終わりは、それぞれが唯一の生と死です。

いくつかの別々の生と死に直面する中で「生きるとは何か」に向き合った作家の眼差し。その結晶とも言える作品です。ぜひギャラリーにお運びいただき、直に作品を見ていただきたいです。

なお、会期は、7月18日（日）までの5日間。作家の松下さんは17日（土）と18日（日）に在廊予定です。

作品集「requiem」のご注文を承ります

この展示に合わせて作品集「requiem」を制作しました。会場内に設置しておりますので、ぜひお手にとってご覧ください。

この作品集は、受注生産方式にてご注文も承ります。260 × 260mmスクエアのハードカバー製本で、1冊 11,500円（税込、別途送料500円）です。

その他、作品の販売もしておりますので、ご希望の方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。