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【ナダールのある街/Vol.3】青山 鶏味座 本店

カテゴリー: 2018-03-12更新

ナダールは表参道・南青山にあります。ご近所にはおしゃれなカフェやお店がたくさんありますので、ギャラリーにお越しの際には、青山の街をぶらりと歩くのもおすすめです。

そこで、オーナー・林と店長・サナエが、青山周辺のおすすめスポットを交互にご紹介していきたいと思います。題して「ナダールのある街」。Vol.3は、店長サナエが「青山 鶏味座 本店」をご紹介します。


 

オーナー林も私も、お酒が好きです。なので、時々飲みに行きます。今回も、ギャラリーの営業時間が終わってから2時間ほど打ち合わせをして、鶏味座さんへ向かいました。鶏味座さんは、「とりみくら」と読みます。(私は最初「とりみざ」だと思っていました…)

東京軍鶏を使った焼き鳥、親子丼、水炊き鍋などをいただけるお店です。備長炭で焼く焼き鳥が香ばしくてとても美味しいのです。炭の燃える様子が暖かくてほっとします。(この写真を撮った時は、まだまだ寒い時期でした。)

囲炉裏を囲んで自分たちで焼いて楽しめるメニューもあります。今回は、そんな囲炉裏焼きのメニューから様々な部位を楽しめる盛り合わせを選択。

ゆっくり焼きながら、まったりとビールを飲み進める。こういう気軽な時間だからこそ、ポロリポロリとできる話ってありますよね。普段、漠然と考えていることを言葉にして表現していく最初の一歩目が、こういうお酒の時間だったりすることが、私にはよくあります。

写真が撮れないことってありますか?

早苗:私、ここ1年くらい、あんまり写真撮ってなかったんですよ。というか、作品をあまり作ってないというか。暗室もしてないし。でも、私自身は特に焦ったりする訳でもなく、そんな時期もあるかなぁっていう程度にしか捉えてなくて。作家としてはちょっと呑気すぎますかね?

林:どうだろうね。どういうスタンスでやっていくかは、その人次第だね。でも、僕が、写真学科の学生だった時、ゼミの先生に言われて今でも忘れない言葉があるんだけど、それは「写真と離れた暮らしをしていてはダメだ」なんだ。その言葉は、当時そんなにやる気のなかった林君の心にも届いたなぁ。その先生は、写真学科では唯一写真家ではないアートディレクターの高岡一弥先生だったんだけど、とにかく撮れ!ということではなく、関わった暮らしをしないさいという教えが腑に落ちただと思う。だから撮らなくても、写真のことを常に考えて暮らすってことは、写真家にとって当たり前だけど忘れない様にしないとだね。

早苗:でも、お客様とお話ししていると「最近、写真撮ってなくて。」って悩まれている方って、結構いらっしゃるんですよね。撮りたいものがわからなくなって「もう写真やめようと思うんです」とおっしゃる方もいらっしゃいます。私自身は、写真に「はじめる」も「やめる」もないように感じているのですが、林さんはどう思いますか?今まで、あんまり写真を撮れない時期とかありましたか?

林:そうだね、僕も写真に「はじめる」も「やめる」もないと思うよ。この言葉は、例えるなら、「私達付き合ってるよね?」みたいかな?確かめずにはいられない!?(笑)それはさ、その人にとっての写真というものが、大仰なもので、かつ確信が持てないからかなって思う。それって幸せなことではないけど、その人にとっては、その時、写真が重要な位置にあるんだなって思いたいな。ちなみに、僕の場合、「写真を撮らない」時期はあるけど、「写真が撮れない」ってことはないかな。作品を作るのは、四年に一度くらい大きな波がやってくる感じかな。四年に一度って、オリンピックか!って感じだね。ははは。

写真って、撮るものも撮り方も人それぞれなんですよね。その違いには、良い・悪いも、正しい・正しくないもない。私自身は今のところ写真のそばを離れずにいられているので、自分の感覚を信じていればいいんだな、と思うことができました。

そうそう、鶏味座さんは親子丼も評判です。いつもお酒とお料理でお腹いっぱい大満足になってしまい、まだ一度も親子丼まで辿り着いたことがないのですが。次こそは!

青山 鶏味座 本店

東京都港区南青山3-12-4
Tel. 03-5770-5039
■営業時間
月〜金 …… 11:30〜16:00 / 17:30〜23:00(L.O. food 22:00、drink 22:30)
土日祝 …… 11:30〜16:00 / 17:00〜22:30(L.O. food 21:30、drink 22:00)

 

(写真・文=早苗久美子)

 


 

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