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ナダールのこと その5

カテゴリー: 2022-03-23更新

「女性による女性のための写真教室」の始まり

ギャラリーを始めることになって、とにかく写真の繋がりが欲しかった私は、いろんなところに顔を出していました。

その日は、私も参加するグループ展の参加者有志が、芸大時代のO先輩の家に集まって、展示に向け準備をしていました。私は、展覧会DMを参加者向けにわける作業の手伝いを。

「あのな、DMはこうやって数えると早いねんで。」と教えてくれたのが、F先輩でした。
お札を数える時みたいに、DMを扇状に広げて、2枚ずつ数える。

学生時代に話したことはありませんが、彼女は大学では有名な人でした。
私たちが学生だったころ(80年代)、写真学科の女子率は1割以下。つまり女子は、それだけで目立ちます。さらに彼女は、写真学科ならお世話にならないわけにはいかない、学内の写真店(大阪芸大には学校の中に写真店があるんです!)でアルバイトしていたので、なおさらです。

「写真ギャラリー やるんやって?ギャラリーなんて、大丈夫なん?なんやったら、私が写真教室やったるから言いや。」と言ってくれました。

それがきっかけで始まったのが、ナダールで22年続く「女性による女性のための写真教室」です。

世界が変わる

学生だった頃は、ただなんとなく課題をこなして、ぼやりと過ごしていて、学生寮で友達とダラダラしていました。今思えば、随分と無駄に過ごしていたと思います。

でも目的があって自分から動けば、どんどん繋がっていきます。繋がっていくと、自分のいる世界がどんどんと変わっていきます。

うまく言えないのですが、ステージが上の人と繋がって、その世界にいくと、自分のステージも上がっていくのを実感しました。

自分がなりたい姿があるなら、その姿をした人がいる世界にいなければならない。

ギャラリーだって、カフェだって、やりたいなぁと思ってるだけの人と、実際にやった人は世界が違います。どちらが良いとか正しいとかではなく、世界が違う。そう思っています。

おまけ

22年続く「女性による女性のための写真教室」は、只今4月生を募集中です。

あなたも繋がりませんか?新しい世界と。

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