山本穂高写真展「ディストピア」始まりました。

カテゴリー：写真展＜店長・早苗久美子＞ 2020-10-14更新

ナダールでは本日より、山本穂高写真展「ディストピア」が始まりました。

山本穂高さんは完全アナログ写真で多重露光作品を制作されている作家さんで、全国各地で多重露光ワークショップなども数多く開催されるなど活躍されています。撮影した写真をデジタル処理によって後から重ね合わせるのではなく、フィルム撮影する時点で重ねていくこの手法は、しっかりとした作品イメージと、多重露光後の仕上がりイメージ、その両方が確立されていないと出来ることではありません。

今回の作品のテーマは「ディストピア」。これは、ユートピア（理想郷）の反対の社会を表す言葉です。理想の世界と現実との相違や、山本さんご自身の死生観などを、イメージを重ね合わせる多重露光という手法によって紡ぎだそうと取り組まれたものです。ぜひご覧ください。

会期は、18日（日）までの5日間。会場では、作品や作品集の販売も行っています。また、山本穂高さんご自身も、16日（金）〜18日（日）までの3日間在廊される予定です。

皆様のお越しをお待ちしております。