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2018年めざせ個展 結果発表
カテゴリー:写真展スタッフ<店長・早苗久美子> 2018-02-22更新
2月7日(水)〜2月18日(日)の会期で開催しました「めざせ個展」では、たくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございました。400名以上のお客さまご投票いただいた結果、原田佳実さんが得票数1位でグランプリを獲得されました。おめでとうございます!!
原田佳実さんの展示作品「リス5原色」
和紙(アワガミ)にプリントされた作品は、色の美しさと柔らかな雰囲気が作品によく合っていました。リスの愛らしさや温もりが感じられて、たくさんの方が魅了されたのも頷けます。北海道や山梨などに何度も何度も通って撮り続けられているからこその作品は、さすがです。ちなみに、会期中の休廊日(月・火曜)にも1泊で北海道に撮影に行かれていました。すごい!原田さんには、2018年11月(予定)にナダールで個展を開催していただきます。どうぞお楽しみに!
■原田さん受賞コメント
第2位は、加納準一郎さんと田中紘子さん
ちなみに、今年は第2位が同票数でお二人。加納準一郎さんと、田中紘子さんでした。惜しくもグランプリには届きませんでしたが、お二人の作品にも沢山の方が票を投じてくださいました。
■加納準一郎さん展示作品「加納家」
ご自身の家族を撮影されたシリーズです。写真を撮っている人の中でも、何でもない家族の時間を撮っている人は、意外と少ないかもしれません。しかも、加納家の皆さんがまた愉快なのです。ちょっとシュールだったり、クスッと笑えたり、よく見ると「何これ!?」みたいな瞬間だったり。何気ないのに、何気なくやり過ごせない、そんな“クセになる”作品でした。
■田中紘子さん展示作品「キヲク」
「2004年に撮影された作品を14年経った今、公開したい。この写真達にもう一度向き合わないと次に進めない気がしている。」そうおっしゃっていた田中さんの言葉が印象的でした。作品は全てLomo LC-Aにリバーサルフィルムを入れて撮影されたもの。当時は作品として撮影した訳ではなく、ましてやSNSなどもまだ普及していない時代。ただただ夢中で集めり集めた一つ一つの瞬間が、新たな輝きをもって「今」ここにあるということ。撮影者本人に留まらず見る人の中にも、写真と記憶の結びつきが呼び起こされるような作品でした。
「めざせ個展」を終えて
今回は合計17名の方がご参加くださいました。スナップ・風景・動物・ポートレイト・ライブ・鉄道など、様々なジャンルの力作が並びました。とても充実した内容で、誰に投票するか選ぶのが、例年以上に大変だったようです。展示としても、とても見応えのあるものになったのは、参加してくださった皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。
結果発表の前に、出展者の皆さんに「めざせ個展」に参加しての感想をお伺いしました。
今回、グランプリを得られなかった皆さんの個展も、この先きっと拝見できる日が来ると信じていますし、その日をとても楽しみにしています。
ご寄付【カンパッチ】にご協力いただきありがとうございます。
今年の「めざせ個展」では、初の試みとしてグランプリ受賞者の作品制作費のカンパ(ご寄付)を会場内でお願いしていました。ご寄付いただいた方には、お礼としてオリジナル缶バッジ(カンパの缶バッジなので【カンパッチ】と命名)をプレゼントさせていただいたのですが、予想を超えて大勢の方がご賛同くださり、カンパにご協力してくださいました。 総額 39,670円のご寄付が集まりました。本当にありがとうございました。個展の作品制作に役立てていただく為に、グランプリを受賞された原田さんに全額お渡ししいたしましたので、ここにご報告させていただきます。
最後に、改めまして、ご出展いただいた17名の皆さま、ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました。11月の原田さんのグランプリ展にも、ぜひお越しください。引き続きどうぞよろしくお願いします!